アニメーションの教育研究のためのアーカイブ構築に関する要件を探ることを研究の目的として、下記の2項目について、調査、研究を行った。 1.既存のアニメーションアーカイブ現状調査 美術館、研究機関、映像制作会社等にて資料収集を行った。調査候補のリストアップ、インターネット等での情報収集を行い、現状把握と、ヒアリング候補の絞り込みを行った。 2.ケーススタディとしての東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻アーカイブの構築 アーカイブの性格に基づいた以下のそれぞれについて要求仕様の設計を行った。 ・作品を軸に広く公開する「Webサイト型」 ・学内閲覧と作品素材共有を含む「イントラ型」 ・貴重な資料の長期保存を目的とした「堅牢データファイル型」 このうち、平成22年度は修了作品DVDと同等の内容によるイントラ型を制作することとし、システム開発を行った。 第一、第二期生の修了制作作品(22作品)について、作品一覧ページと閲覧ビュアーによりオンライン閲覧が可能なシステムを開発し、イントラにより閲覧可能とした。
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