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2010 年度 実績報告書

地域活性化のための美術連携事業の調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 22520138
研究機関山口大学

研究代表者

中野 良寿  山口大学, 教育学部, 准教授 (30335781)

研究分担者 福田 隆眞  山口大学, 教育学部, 教授 (00142761)
上原 一明  山口大学, 教育学部, 准教授 (40265038)
キーワード芸術・美術 / 地域連携 / 国際交流 / 美術教育 / 現代美術
研究概要

本研究の目的は、各領域に分かれている地域文化施設と大学との美術連携プランの開発を通して両者の機能を実践的に検証し、関係者の人的交流や美術・教育資源の共有化が地域社会の文化環境形成とその向上に及ぼす影響を分析することである。具体的には山口県下の地域文化施設と山口大学との緩やかな連携協力体制を組織して、鑑賞教育実践や横断領域的な展覧会、参加型ワークショップ、教材開発、シンポジウムなどを行ない、芸術文化の環境を支える地域文化施設、大学との連携協力のモデルを提示することを目的としている。平成22年度は国内外の連携事例をリストアップし、連携の具体的内容の関係資料を収集し、分析した。国内では山口情報芸術センターのスタジオCにおいて「日本におけるコンセプチュアルアートの展開」と題したシンポジウム(実作品の展示およびパフォーマンスを含む)を山口現代芸術研究所(YICA)、群馬のコンセプトスペース、AISの参加で行なった。また、秋吉台国際芸術村において行なわれた「アーキペラゴ 海を渡る」と題された宮本常一、バトリック・ゲデス、雪舟をフィールドワーカーと捉え、山口県の自然、風土を記録という視点から再考するシンポジウムには菊屋吉生連携協力者がバネーラーとなっており、雪舟をテーマにしたワークショップも行なった。国外ではカナダの北バンクーバー市と周辺都市であるケロウナ市での美術連携事業の実践例の調査を研究代表者・研究分担者の三名の他、安原雅之連携研究者の同行において行なった。この調査の詳細については山口大学教育学部附属教育実践センター研究紀要第31号の「カナダにおける美術連携事業の調査研究」(中野良寿・安原雅之)、「カナダ・ケロウナ・アート・ギャラリーにおける美術教育プログラムの一例」(福田隆眞・中野良寿)に詳細を記載しており、地方都市における美術連携事業の様々な有効性、可能性や問題点について調査、考察した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] カナダ・ケロウナ・アート・ギャラリーにおける美術教育プログラムの一例2011

    • 著者名/発表者名
      福田隆眞・中野良寿
    • 雑誌名

      山口大学教育学部附属教育実践センター研究紀要第31号

      巻: 31 ページ: 49-57

  • [雑誌論文] カナダにおける美術連携事業の調査研究-バンクーバーおよびケロウナ(ブリティッシュ・コロンビア州)の事例報告-2011

    • 著者名/発表者名
      中野良寿・安原雅之
    • 雑誌名

      山口大学教育学部附属教育実践センター研究紀要第31号

      巻: 31 ページ: 119-130

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公開日: 2012-07-19  

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