研究課題/領域番号 |
22520138
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
中野 良寿 山口大学, 教育学部, 准教授 (30335781)
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研究分担者 |
福田 隆眞 山口大学, 教育学部, 教授 (00142761)
上原 一明 山口大学, 教育学部, 准教授 (40265038)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 地域連携 / 美術連携 / 国際交流 / 美術館 / アートセンター / 環境教育 / 美術教育 / 現代美術 |
研究概要 |
平成24年度の研究活動について国外では10月28日から11月2日まで英国のエジンバラ市にあるエジンバラ美術大学(ECA)で行われた、美術連携事業を含むランドスケープなどをテーマにしたシンポジウムに参加した。本シンポジウムで、研究代表者の中野は地域社会における美術連携事業による活性化案の提案として、山口県の県央部に位置する美祢市にある秋吉台国際芸術村を起点にして、カルスト台地の保全や観察、グリーン・ツーリズムを促すし、なおかつ自然に負荷のすくない展望台などの再開発の提案などを行い、地域における美術による活性化の可能性のモデルを示した。このシンポジウムはECAのアート・スペース&ネイチャー(ASN)のロス教授が主催して、各方面からの講師を招くもので、日本からは中野の他に愛知県立芸術大学の水津教授、井出教授の一行がきており、ランドスケープ・デザインの観点でのリサーチを元にした発表や、ワークショップを通じて地域住民との共同制作で作品を作り上げるプロジェクトなどが紹介された。またノルウェーから「ナショナル・ツーリスト・ルート」の建築に関わったラース氏からのプレゼンテーションもあり、ノルウェーのデザインと環境保護の両面をうまくいかした環境に負荷の少ないデザインの可能性を示してくれた。 国内では12月に山口市で行われた環境をテーマにしたシンポジウムおよび展覧会等を村山氏を講師に山口現代藝術研究所と共同で行った。3月には地域、美術連携事業を実践する直島を中心とした瀬戸内芸術祭の視察、東京都美術館、東京国立近代美術館などの美術連携事例の視察と学芸員からの聞き取り調査等を行った。 以上、美術連携による地域活性化の事例として環境を取り込んだモデル化の一端を掴んだ。簡単にまとめられるテーマではないが、今後も研究内容を深めて汎用可能なモデル化および具体的な地域への提案に変えて行きたい。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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