研究課題/領域番号 |
22520146
|
研究機関 | 沖縄県立芸術大学 |
研究代表者 |
久万田 晋 沖縄県立芸術大学, 付置研究所, 教授 (30215024)
|
研究分担者 |
波平 八郎 沖縄県立芸術大学, 美術工芸学部, 教授 (40279427)
梅田 英春 沖縄県立芸術大学, 音楽学部, 准教授 (40316203)
喜屋武 盛也 沖縄県立芸術大学, 美術工芸学部, 准教授 (10345241)
小林 純子 沖縄県立芸術大学, 美術工芸学部, 教授 (80316207)
|
キーワード | 美学 / 20世紀 / 沖縄 / 芸術 |
研究概要 |
平成22年度は、まず7月に全体会議を開いて音楽芸能班、美術工芸班、文学班、観光文化班各々の調査計画を確認し、その後各班の調査研究を実施した。調査の資料収集と整理のために備品費でノートブックパソコン、デジタルビデオ、ブルーレイレコーダーを購入した。 具体的作業として、1) 音楽芸能班は、戦後沖縄の米軍基地内外での沖縄人音楽家の音楽活動に関する写真資料・口述資料を収集整理して、従来研究されてきた古典芸能、民俗芸能、ポピュラー音楽、西洋音楽などの局面との音楽芸能史的叙述の接合の可能性について検討した。 2) 美術工芸班は、20世紀の写真や造形芸術に関する文献を調査し、入手しがたい資料の購入に努め、作品調査に着手した。この資料収集と整理作業のアルバイトに対して謝金を支出した。 3) 文学班は、これまでに刊行されている新聞資料集成や文学年表などを収集するとともに、今後の調査方針を検討し、本研究で目標としている大衆小説(新聞小説)の資料収集にとりかかった。 4) 観光文化班は新聞記事と刊行関係の出版印刷物を収集に着手し20世紀沖縄の観光文化に関する資料収集を進めた。それと共に戦前期において沖縄の観光が本土側との関係の中でどのように立ち上がり、展開して行ったのかについて考察を進めた。 こうした各班の調査研究活動の締めくくりとして、3月中旬には科研研究「プロパガンダと芸術」(代表:長田謙一)との合同コロキウムを沖縄県立芸術大学において開催し、県内外の研究者を含めて総合的討議をおこなった。
|