1、具体的内容 (1) 海外での情報収集および資料収集 南京大学で開催された国際シンポジウム「東アジアにおける知的体系の再構築:日本と中国の視座」に参加し、「歴史叙述と記憶」や「近代における日本と中国」「相互認識」セッションから、幅広い情報を収集した。また、上海の華東師範大学を訪問し、文化接触に関して中国側研究者と情報交換を行った。さらにハワイ大学日本研究センター、同沖縄研究センターおよび同ハミルトン図書館を訪問し、研究者交流を行うとともに、アジア研究に関する資料を収集した。 (2) 国内での情報収集および資料収集 国際日本文化研究センターにおける国際シンポジウム「中国東北部と日本-100年関係史の整理と再編」に参加し歴史学・文学・社会人類学からの研究情報を収集するとともに、同センターおよび法政大学沖縄文化研究所を数度訪問し、資料収集を行った。また、日本社会文学会、日本近代文学会での上海をテーマとしたシンポジウムや学会発表に出席し情報収集、資料収集を行った。 2、意義、重要性 上記のように、海外、国内の国際シンポジウムや学会に積極的に参加することで、日本、中国、米国のアジア・日本研究者と幅広く研究交流が実現したことにより、テーマに関して、より客観的な視野の獲得の可能性が大きくなり、また国際的な共同研究への基盤構築に寄与できる。
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