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2011 年度 実績報告書

日本近代文学の「上海」による活性化と日本近代文学の上海文学への影響との比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 22520185
研究機関佐賀大学

研究代表者

浦田 義和  佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (00151944)

キーワード上海文学 / 植民地文学 / 日本近代文学 / 横光利一 / 新感覚派文学 / 上海租界 / 佐藤春夫 / 芥川龍之介
研究概要

1、具体的内容
(1)海外での情報収集および資料収集
中国・北京の中国社会科学院日本研究所で開催された国際シンポジウム「9,18事変から80年-中日関係の中で社会と文化、文学を考える」に参加し、テーマ討議に参加するとともに「社会文化会」にて研究発表を行い、日本研究所、中国・清華大学東亜文化講座、および日本側参加者の多数の研究者から、幅広い情報と資料を収集した。また、上海の華東師範大学を訪問し、文化接触に関して中国側研究者と情報交換を行った。
(2)国内での情報収集および資料収集
人間文化研究機構・国際日本文化研究センターにおける国際シンポジウム「外地文学の言説的ネットワーク」に参加し、総合討論において討論者を務めることで、日本国内の研究者と台湾の研究者との交流を通じて研究情報および資料を収集した。また法政大学沖縄文化研究所及び沖縄国際大学南島文化研究所を訪問し、資料収集を行った。他に日本社会文学会、日本近代文学会、植民地文化学会での上海をテーマとしたシンポジウムや学会発表に出席し情報収集、資料収集を行った。
2、意義、重要性
海外、国内の国際シンポジウムや学会に積極的に参加することで、日本、中国、台湾のアジア・日本研究者と幅広く研究交流が実現したことにより、テーマに関して、より客観的な視野の獲得の可能性が大きくなり、また国際的な共同研究への基盤構築に寄与できる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

テーマに関して、日本国内の資料に関しては、ほぼ掌握できたと考えているが、海外作家の資料収集について、必ずしも十分とはいえない。

今後の研究の推進方策

海外作家の資料収集について、特に海外在住研究者からの情報収集に努める。
また、「異文化刺激」に関して、視野を広げて、理論的情報の摂取に努める。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 2011

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 朝鮮作家張赫宙をめぐる徳永直と神保光太郎2012

    • 著者名/発表者名
      浦田義和
    • 発表場所
      熊本大学
    • 年月日
      2012-02-12
  • [学会発表] 日本近代文学と南2011

    • 著者名/発表者名
      浦田義和
    • 学会等名
      法政大学沖縄文化研究所
    • 発表場所
      法政大学
    • 年月日
      2011-10-21
  • [学会発表] 大量死に文学言語は立ち向かえるか2011

    • 著者名/発表者名
      浦田義和
    • 学会等名
      中国社会科学院日本研究所・日本社会文学会
    • 発表場所
      中国社会科学院日本研究所
    • 年月日
      2011-09-18

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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