研究課題/領域番号 |
22520193
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研究機関 | 東京成徳大学 |
研究代表者 |
庄司 達也 東京成徳大学, 人文学部, 教授 (60275998)
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研究分担者 |
須藤 宏明 盛岡大学, 文学部, 教授 (60275584)
山岸 郁子 日本大学, 経済学部, 准教授 (90256785)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 日本文学 / ジャーナリズム / メディア / アジア / 大衆 / 出版 / 読者 / 文学者 |
研究概要 |
本年度は、本研究課題の最終年度として、これまでの研究活動の総括を行った。昭和初期の「円本」ブームの際に重要な位置にあった新潮社を顕彰する「仙北市立新潮社記念文学館」を運営する秋田県仙北市教育委員会、本研究課題と近接する研究課題を持つ他の研究グループとの共催の形をとり、仙北市新潮社記念文学館に於いて、シンポジウム「『円本』、地域、文学」を開催した。その際、外部講師として秋田県の文学の動向に詳しく新潮社の創業者である佐藤義亮に関する著書のある髙橋秀晴氏(秋田県立大学教授)、岩手県の文学状況に詳しい松本博明氏(岩手県立大学盛岡短期大学部教授)を招聘し、他の研究グループから杉山欣也氏(金沢大学准教授)、本研究グループからは代表の庄司達也が報告者、須藤宏明が司会として参加した。この様子は、後日地元紙「秋田魁新報」に記事として紹介された。 また、岩手県立図書館、富山県立図書館、金沢市立図書館、福井県立図書館、山形県立図書館などに於いて、「円本」の宣伝活動の中心にあった出版社各社の「宣伝講演旅行」の実態を調査し、これまでに埋もれていた開催記録の発掘などを行った。 なお、研究協力者である和泉司氏が本研究課題に関わる著作を出版したことを受け、『ひつじ書房研究叢書〈文学編〉5 日本統治期台湾と帝国の〈文壇〉―〈文学懸賞〉がつくる〈日本語文学〉』の読書会を、メンバー以外にも呼びかけ行った。また、広く外部にも呼びかけ行う勉強会として、今年度は、近代における書籍の出版と流通の実態に詳しい柴野京子氏(上智大学研究員)を講師として招聘し、ご高著『書棚と平台 ―出版流通というメディア』をめぐる講演会を主催した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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