研究課題
基盤研究(C)
本研究は、平安・鎌倉物語文学の中で、絵を伴って作られ、絵とともに読者に享受された作品において、本文と絵の内容が一致をみない場合があることに着目して、その様相を考察したものである。特に、『伊勢物語』のように、多くの享受者層を得て、絵と本文の読み解きが相互に作用しあい、さらに新しい作品として再生産されていくという作品享受のありようを具体化するという点、また、『平家公達草紙』のように、これまであまり取り上げられなかった作品の文学性・芸術性を発掘するという点について、一定の成果を上げることができた。
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駒澤大学総合教育研究部紀要
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http://wwwelib.komazawa-u.ac.jp/
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