研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、島津家に関わる諸資料を調査し、島津家の由緒にかんする理解の形成と展開の過程を、室町・戦国期から近世末までの期間を見渡しつつ、解き明かすことである。16世紀末から17世紀にかけて島津家由緒は大きく組みかえられていること、そうした由緒の再編の過程では軍記物語をはじめとする中世文芸が作用していること、また19世紀の薩摩藩主島津斉興とその周辺では、それ以前の状況を踏まえ、中世文芸をも改めて受容しつつ、新たな家伝の創作が進められたことなどが明らかとなった。
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ミュージアム知覧紀
巻: 第13号 ページ: 9-17
国文学研究
巻: 第169集 ページ: 13-24
アジア遊学
巻: 16 ページ: 239~255
文学隔月刊
巻: 第13巻第5号 ページ: 57-71
中世文学
巻: 第57号 ページ: 14~24
古典遺産
巻: 第61号 ページ: 21-20