研究課題
基盤研究(C)
本研究は、シェイクスピアの詩と演劇作品が切り開こうとして新たな世界を近代世界へ向けての営為と措定し、それにまつわる諸問題を近代哲学の課題として捉えることにより、シェイクスピアの思想のかたちを素描しようとする試みである。シェイクスピア作品を貫く近代的モーメントを「宇宙・世界像の転換」、「自然観の転換」、「精神世界の開拓」として、それぞれについて、イギリス16-17世紀を代表する思想家F・ベーコン、T・ホッブズ、J・ロックとの関連において考察し、シェイクスピア作品の哲学的全体像を示唆した。
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Poetica
巻: 73 ページ: 55-65