研究実績の概要 |
26年度前半は、スウィンバーンの主要作品(Poems and Ballads, First Series; Second Series; Third Series, Songs before the Sunrise, Atalanta in Calydon, Tristram of Lyonesse等)の作品研究を行った。また、前年度末に発行した紀要論文、"Browning's Dilemma in Romantic Inheritance: Dramatic Monologue and the Sense of Poetic Career"が、「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」第2巻第1号(通巻第14号)に査読後に新規論文として掲載された。26年度後半には、10月の日本英文学会九州支部大会で、「スウィンバーンの後期作品を読む―海辺と境界」という内容で招待発表を行った。さらに、スウィンバーンにおけるロマン派の影響をまとめた論文("Swinburne's Existential Individualism: His Poetry and Aesthetics in Relation to Romanticism and its Legacies")を、「九州工業大学研究報告」第63号に掲載した。これに加えて、ロセッティの作品における研究も部分的に行った。
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