研究課題/領域番号 |
22520267
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
大場 昌子 日本女子大学, 文学部, 教授 (80160612)
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研究分担者 |
佐川 和茂 青山学院大学, 経営学部, 教授 (20137871)
坂野 明子 専修大学, 文学部, 教授 (20153900)
伊達 雅彦 尚美学園大学, 総合政策学部, 教授 (00254889)
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研究期間 (年度) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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キーワード | ユダヤ系アメリカ文学 / ホロコースト / ゴーレム |
研究概要 |
研究3年目を迎え、最終年度として、ユダヤ伝説上の人造人間「ゴーレム」とユダヤ系アメリカ作家の作品との関わりを分析して各自執筆した論文をまとめ、『ゴーレムの表象―ユダヤ文学・アニメ・映像』を作成した。論文は研究分担者全員で検討し合い、各自の考察を一層深化させることに努めた。結果として、ホロコーストの一つの表象としてのゴーレムの様々な展開を俯瞰的かつ具体的に提示できたと考える。 また、並行して研究会を計3回開き、坂野がスティーヴ・スターンのThe North of God(2008), 伊達がソール・ベローのThe Bellarosa Collection(1989), そして佐川が研究課題の締めくくりとしてヴィクトール・フランクルのMan's Search for Meaning(1959)を取り上げてそれぞれ研究発表を行い、全員での議論を尽くした。 ホロコーストは現代のユダヤ系作家にも様々な形で描き続けられている事実を確認できたが、第二次世界戦後から現代にいたる全容を捉えるには時間が不足していることは否めなかった。今後もさらに様々なホロコースト表象を検証していく必要性を改めて認識した次第である。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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