研究課題/領域番号 |
22520278
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
桂 文子 龍谷大学, 仏教文化研究所, 研究員 (00081084)
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研究分担者 |
武田 雅子 大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 教授 (30024475)
岡村 眞紀子 京都府立大学, 文学部, 研究員 (80123488)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | ソネット / 16,17世紀英詩 / ソネット・シークエンス / 詩の形と技巧 / 翻訳 |
研究概要 |
(1)『ソネット選集』第3集出版に向けての研究会 John Fuller(ed.), The Book of Sonnetsを底本として、第3集『ソネット選集―ワイアットからハーバートまで―』の出版準備のための研究会を重ねた。研究分担者3人がそれぞれ作品を分担し、蒐集した資料に基づき精読し、詩人小伝、テキスト、対訳、注、作品解説を持ち寄って議論を重ねてきた。原稿はほぼ出揃い、現在最終チエックを進めている。2013年度中に出版予定である。 (2)論文集『ソネットー詩的展開と本質』出版に向けて、各自が研究経過を報告しあい、議論を重ねた。各時代の英米ソネットの特質、ソネットの変遷と文化史的意義、英詩の形式とその意味を分担して研究を進め、深めてきた。作品解釈をめぐっての議論から、その時代の政治状況、人間関係などが浮かび上がり、その背景としての思想の流れの把握にも努めてきた。その結果、論文集として出版するにはまだまだ資料の点からも不足であることが痛感され、論文集出版は今の時点では断念し、各自が得た研究成果をそれぞれの機関誌等に発表していくことで合意した。 (3)国内外での資料蒐集 国会図書館、東京、上智大学などの図書館に赴き、また可能なものはインターライブラリで資料を収集した。国外では、ケンブリッジ、オックスフォード、ハーバード、アマスト大学各図書館、また、大英博物館、ナショナル・ポートレイト・ギャラリーなどで資料蒐集に努めた。代表者の桂はソネットという14行定形詩の創始者であり、また、完成者ともいえるイタリアの抒情詩人ペトラルカの記念館を現地イタリアに訪ね、英語、イタリア語による研究資料を集めた。その中にはペトラルカの『カンツオーネ』の最新の注釈書も含む。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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