研究課題/領域番号 |
22520289
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研究機関 | 沖縄工業高等専門学校 |
研究代表者 |
名嘉山 リサ 沖縄工業高等専門学校, 総合科学科, 准教授 (80455188)
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研究分担者 |
渡久山 幸功 琉球大学, 学内共同利用施設等, 非常勤講師 (20412869)
与那覇 晶子 琉球大学, 学内共同利用施設等, 非常勤講師 (30412860)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | ヴァーン・スナイダー / ジョン・パトリック / 沖縄 / 民主化政策 / 米軍占領 / ブロードウェイ / ハリウッド / 芸者・ジュリ |
研究概要 |
本年度は、それぞれがこれまでの研究を総括する形で学会発表や論文執筆を行った。 5月に名嘉山が<人の移動と21世紀グローバル社会>総括国際学会、若手セッションで「映画『八月十五夜の茶屋』における人の移動―異文化流入とオキナワ式復興」という題で研究発表を行った。その発表をもとに執筆した論文が、『人の移動、融合、変容の人類史:沖縄の経験と21世紀への提言』(採流社、2013年3月15日発行)に掲載された。映画の中に見られる人の移動をキーワードに、テクスト分析を行った。 6月には与那覇が日本演劇学会大会にて、「ニューヨーク、沖縄、東京で上演されたThe Teahouse of the August Moon」という題で研究発表を行った。 名嘉山と渡久山はそれぞれ、沖縄外国文学会学会誌、沖縄大学地域研究所紀要に小説版を分析した論文が掲載された。 3月にはワシントンDCで行われたPCA/ACAの年次大会において“Jasmine Tea, Geisha and Marlon Brando: An American Gaze on Oriental Sublime in the Adaptation of The Teahouse of the August Moon”と題しFilm Adaptationのセッションでパネル発表を行った。まず渡久山が小説におけるトラベルライティング的要素、アメリカ軍人の現地化などをキーワードに、米軍にとって危険なテクストとしての小説の特徴を発表した。そして与那覇がニューヨーク、沖縄、東京で上演された演劇版の比較を芸者・ジュリというキーワードで行い、名嘉山は映画における沖縄の子ども化について、沖縄の登場人物の描き方や音楽を中心に分析した。発表後の質疑応答も活発に行われ、本作品中にも言及されるワシントンDCで研究発表を行ったことは有意義であった。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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