研究課題
基盤研究(C)
共同体の象徴を担ってきた音の中には、19世紀の文学作品と音楽作品において「音の印象」として解体されたものがある。また19世紀前半には、街路の音が登場人物と読者によって読み解かれるべき記号である例も多いが、外界の音を描写することにより、知覚と記憶の流れの関係を分析することの重要性が増していく。さらに、複製技術、間接的通信手段の発展が、芸術作品における読者や聴衆の位置を通信相手の延長上に置くという発想をもたらし、作品構造にも影響を与えたことを検証した。
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東京外国語大学論集
巻: 84号 ページ: 1-20
巻: 82号 ページ: 21-33
仏語仏文学研究
巻: 42号 ページ: 5-16
Les Lettres francaises
巻: 30巻 ページ: 93-103