研究課題
基盤研究(C)
17 世紀の劇作家ラシーヌは少年期にポール・ロワイヤルの「小さな学校」で受けた人文主義教育を通して、古典古代の作品を原語で読み、その要約や抜粋を作ること、あるいはそれを自然で優美なフランス語に翻訳することを実践した。古代のテクストの忠実な読解を目指す文献学的厳格さと、自然で優雅なフランス語表現を追求する翻訳の美学との総合がラシーヌ悲劇の創作を可能にしたのである。
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仏文研究
巻: 43 ページ: 69-72
Revue d'histoire litteraire de la France
ページ: 1015-1016