研究課題
基盤研究(C)
パスカルにおける確実性と蓋然性の問題を同時代のなかで考察するため、数学、計算機、政治論、護教論等のテクストを検討し、問題の根底に秩序の弁別、侵犯、逆説という著者生涯のテーマが潜んでいることを明らかにした。幾何学、言語、政治制度などの安定した秩序は、その起源に遡るとき確実性を失い、他方、蓋然的なはずの諸事象(身体、習慣、民衆など)が秩序の逆転によって確実性へと転化する点に、パスカル思想の独創性の一つが見出せる。
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岡山大学ヨーロッパ言語文化研究
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XVIIe Siecle
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流域
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