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2012 年度 実績報告書

イルゼ・アイヒンガーにおける言語実験的手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 22520329
研究機関日本大学

研究代表者

眞道 杉  日本大学, 国際関係学部, 助教 (60508729)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード「国際研究者交流」(オーストリア、ドイツ) / ドイツ語圏文学 / オーストリア文学 / アイヒンガー / 戦後文学
研究概要

2011年11月に東京で開催した、シンポジウム:Sterbensarten der/in der oesterreichitschen Literaturをもとに本年はそのテーマを掘り下げ、成果物となるシンポジウム論集編集を進めた。
Sterbesarten(死の迎え方)というテーマは、イルゼ・アイヒンガー後期の作品群の草稿のタイトル(後にSchattenspieleに変更になる)Sterbensarten(死の迎え方)から取ったものであるが、これは1947年に刊行された長編小説『より大きな希望』から2006年に刊行された『サブテクスト』まで、60年に渡るアイヒンガー文学の初期から後期の作品に一貫して流れるテーマであるだけでなく、特にドイツのドイツ語文学と比較した際に浮かび上がってくるオーストリア文学を特徴づけるテーマでもある。
シンポジウム参加者である研究協力者との比較研究においてはツェラン、30年代のオーストリア文学、イェリネック、バッハマン、シュティフター、へルター・ミュラー、トゥリーニ、などとの比較においてアイヒンガーのオーストリア文学における位置づけを明らかにする中で、アイヒンガーの文学手法の特徴を探っていった。
このテーマは、ドイツ語圏文学における、ドイツ文学とオーストリア文学との差異を探るだけでなる、ドイツ語圏文学が共通して体験した、第二次世界大戦と戦後に「文学の0年」とも呼ばれたドイツ語文学における過去との断絶、そして、その中で戦前から流れる継承の要素を浮き彫りにするものである。
2012年はそのシンポジウムにおける研究発表内容を受け、研究協力者と意見交換をしながら、その成果を論集にまとめる編集作業を行った。
成果の詳細は、2013年にStauffenburg出版から刊行される。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 図書 (1件)

  • [図書] Sterbensarten in der oesterreichischen Literatur2013

    • 著者名/発表者名
      Sugi Shindo
    • 総ページ数
      150
    • 出版者
      Stauffenburg

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公開日: 2014-07-24  

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