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2010 年度 実績報告書

詩的言語におけるリズムと形象(フィギュール)の相関関係の研究

研究課題

研究課題/領域番号 22520335
研究機関早稲田大学

研究代表者

丸川 誠司  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (70339612)

研究分担者 鈴木 雅雄  早稲田大学, 文学学術院, 教授 (20251332)
キーワードヨーロッパ語系文学 / 美学
研究概要

研究代表者は「リズムrhuthmos」という概念の起源と、その発生時点における形象とのかかわりをめぐる問題点を、ギリシャ哲学と近代の美学、哲学的考察を手がかりに再考する作業を始め、現在これを簡単なノートにまとめる作業に入っている。主要な参考文献はE. Benveniste, L. Bourassa, P. Sauvanet, H. Maldineyなどである。
初年度の具体的な成果としては、現代フランスを代表する詩人・哲学者であるミシェル・ドゥギーのリズム論について研究し、2011年3月フランスにおけるこの詩人を巡るコロキアムで、"Michel Deguy, penseur de rythme-figure"と題された発表を行った。美学的領域においては、2010年夏にベルンのPaul Klee Zentrumにおいてクレー、チューリッヒのAlberto Giacometti Stiftungにおいてジャコメティ関連の調査を行った。またこれ以外に、ポール・クローデルの「百扇帖」において、彼のリズム/形象を巡る考えがいかに表現されているかの検討も始めている。
研究分担者はシュルレアリスムを中心にリズムの問題もかかわる研究を進めた。2010年夏にフランスのサン=ディエ=デ=ヴォージュの図書館で、シュルレアリストのマクシム・アレクサンドルを巡る研究調査を実施した。これはこの詩人を巡るモノグラフィとして出版される予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Michel Deguy, penseur de rythme-figure2011

    • 著者名/発表者名
      Seiji Marukawa
    • 学会等名
      Colloque international Michel Deguy : "Enfin Michel Deguy vînt?"
    • 発表場所
      ボルドー
    • 年月日
      2011-03-05
  • [備考]

    • URL

      www.fabula.org/actualites/michel-deguy-invite-d-honneur-du-colloque-international-de-l-ardua_43241.php

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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