研究課題/領域番号 |
22520347
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
末松 美知子 群馬大学, 社会情報学部, 教授 (90216276)
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研究分担者 |
小林 かおり 名古屋市立大学, 人間文化研究科, 教授 (40308820)
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キーワード | シェイクスピア上演 / デジタルアーカイブ / アジア / 国際研究者交流 |
研究概要 |
1.当該年度の研究内容 本研究は、シェイクスピア上演ウェブアーカイブA|S|I|A(Asian Shakespeare Intercultural Archive)の構築により、デジタル化の進展を生かした比較演劇の研究手法確立を目指すものである。初年度にパイロット版及びA|S|I|A 1.0版において14作品を公開した。当該年度も引き続きアーカイブコンテンツの充実を図り.所蔵作品の総数を35とした。あわせて、アーカイブ活用による研究成果等を学会で報告し、インターカルチュラルなシェイクスピア上演研究の発展に貢献した。具体的な成果は以下の通りである。 23年5月:A|S|I|A 1.1版において、アジア5カ国(日本、中国、韓国、シンガポール、フィリピン)8作品の詳細な作品分析データと三ヶ国語(日本語、英語、中国語)の字幕を付けた上演映像資料を公開した。 23年6月:第9回国際シェイクスピア学会(プラハ・カレル大学)のパネル・セッション:Asian Shakespeare and Intercultural Performanceにおいて、AISIIIA構築の成果及び活用研究事例を報告した。 23年10月:第50回日本シェイクスピア学会において、A|S|I|A構築の現状報告を行った。 23年12月:A|S|I|A 1.2版において、アジア6カ国(日本、中国、台湾、韓国、シンガポール,ヴェトナム)13作品の詳細な作品分析データと三ヶ国語(日本語、英語、中国語)の字幕を付けた上演映像資料を公開した。 24年2月:英国シェイクスピア学会において、A|S|I|Aの構築の報告と活用研究事例の紹介を行った。 2.今後の展開 24年6月にA|S|I|A 1.3版において新たに14作品を公開する予定である。また、6月に台北で開催される台湾シェイクスピア学会、10月に秋田で開催される第51回日本シェイクスピア学会において、A|S|I|A構築の現状報告と活用研究事例報告を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り、ウェブアーカイブのコンテンツと機能を充実させ、約50のアジアのシェイクスピア上演作品を所蔵するアーカイブを24年度中に構築することが可能である。また、国内、アジア、欧米の国際学会や学会誌で継続的に研究事例報告や広報活動を行っており、本アーカイブの世界的な利用を促進するとともに、新たな比較演劇研究の可能性を示し、比較演劇研究に貢献している。
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今後の研究の推進方策 |
ウェブアーカイブA|S|I|A 1.3版を完成させ、学会や学会誌等で継続的にウェブアーカイブを利用した研究事例報告や広報活動を行う。
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