研究課題
基盤研究(C)
1920 年代の日本ではアジア主義の高まりとともに仏跡巡礼が流行する。そしてその先駆者鹿子木員信は、インド独立運動扇動の咎で強制送還された。日英の外交文書の調査により、事件以降、日本人のインド旅行者への監視が常態化し、旅行記もその記述を多く含むことがわかった。一方、インドから来日し、神智学東京支部を設立したアイルランド出身のジェイムズ・カズンズに注目することで、柳宗悦の友人グルチャラン・シンなど、アジア主義者の人脈が従来以上に複雑な広報活動と密接であることを明らかにできた。
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阪大比較文学
巻: 7巻 ページ: 178-198
「世紀転換期の日英における移動と衝突-諜報と教育を中心に-」報告・論文集
巻: 1巻 ページ: 3-13
巻: 1巻 ページ: 84-91
ニーアル・ファーガソン『文明の進化史』
巻: 1巻 ページ: 1-8
メトロポリタン史学
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ヴィクトリア朝文化研究
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ソウル国際親善協会主催浅川学術会議報告書「時代の国境を越えた愛 浅川巧の林業と韓国民族工芸に関する研究」
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組織的な若手研究者等海外派遣プログラム報告書「日本・タイ相互交流の文学研究のために」
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ジャポニスム研究
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