当初の計画通り、2年目に当たる今年度は、昨年度に引き続き、国立国会図書館や広島大学の中国文学研究室及び中央図書館等に出張したり、図書を購入したりすることによって、初唐の『翰林学士集』・『景龍文館記』、盛唐の『〓川集』関係の文献の調査と収集を行った。 一方、前年度から引き続いて行っている、最近盛んに出版されている漢魏晋南北朝に関する資料を収集・調査し、これまでの研究成果を補訂する作業も継続し、盧山唱和詩の補訂を行った。この補訂したものはすでに原稿を用意してあり、今年度中に本務校の発行する叢書として発表するつもりであったが、規定枚数をはるかに超えるものとなってしまったため、現在、他の方法での発表を模索しているところである。
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