中国国民党の関係組織である救国団が義務教育化で誕生した国民中学生を対象とした雑誌が『幼獅少年』である。バックナンバー調査や、救国団支部雑誌編集長、学校関係者の面接調査から、この雑誌が初期において当時の政府・教育部・新聞局の期待する中学生像(中華民国のの価値の認識 B中華文化の知識・愛着、先人への畏敬 文化を破壊する共産党の誤りを認識、正しい国語を使える、大陸を解放する責任があることを理解している)構築にほぼ対応した構成になっていること、本誌創刊初期に刊行が始まる国民中学の校刊誌に形態上影響していることを明らかにした。
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