研究課題
基盤研究(C)
説話文学史上の最重要文献の一つである『太平広記』と、中国歴史故事集の金字塔である『容斎随筆』の編纂コンセプトを、明確にした研究である。七千余話に及ぶ『太平広記』説話を十八のカテゴリーに整理し、その全体像の把握を可能にするとともに、日本の説話集との編纂思想の違いとして儒教的要素があることを明らかにした。『容斎随筆』については、作者洪邁の生涯・思想・時代背景を調査し、作品全体を貫く潜在的主題として靖康の変の再検証があることを発見し、日本の歴史故事集とは異なる強い政治性があることを指摘した。
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日本女子大学紀要人間社会学
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水門言葉と歴史
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