研究課題/領域番号 |
22520386
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
吉本 啓 東北大学, 高等教育開発推進センター, 教授 (50282017)
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研究分担者 |
横山 悟 東北大学, 加齢医学研究所, 助教 (20451627)
森 芳樹 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (30306831)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 制約意味論 / 日本語文法 / 文解析 / 意味解釈 / 脳機能画像法 |
研究概要 |
これまで2年間の研究によって、スコープ制御理論 (Scope Control Theory; SCT) にもとづく文意味処理過程研究に関して目標通りの研究を行うことが出来た。南不二男の日本語4階層説にもとづき、日本語の多様な文法現象の包括的説明のインプリメンテーションを行って、日本語の助詞・助動詞を中心とする文法語 (機能語) の記述を本格的に行った。本年度は特に、複数の単語が連結して単一の機能語としての役割を果たすものや、同じく複数の単語の連語より成るものを含むモーダル的な助動詞成分について記述を進めた。その成果を SCT にもとづく意味解析システムに入力した結果、かなりの精度で解析を行えることが判明し、理論の正しさを確認することが出来た。 また、プログラミング言語 Standard ML による理論のインプリメンテーションも同時に進めてきた。日本語の表層解析結果に対して、かなりの精度で意味解析情報 (述語論理式) を出力できるレベルに達している。 脳内言語処理研究に関しては、第1・第2言語間の脳内辞書の差異を調査するための脳磁気図 (MEG) 測定実験を行い、無事にデータを収集することが出来た。 研究成果はテキストアノテーションワークショップや人工知能学会国際ワークショップで発表し、本研究のアプローチをアピールした。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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