研究課題
基盤研究(C)
関連性理論の中心的な概念である関連性の認知原理および関連性の伝達原理のうち、認知的関連性の数学的性質について研究を行った。その結果、回帰係数の特性を持った多値論理の枠組みが適切であり、情報の既定性と関連性が日常推論や日本語の様々な条件文の理解過程に重要な影響を与えていること、また各種認知バイアスが特に否定情報のフレームの大きさに強く影響されていることを明らかにした。また、この主観的確率の生成過程に関する数学的性質から、先入観や固定観念といった誤りの信念形成や、事実であっても信じられない現象について、その事実を排除してしまう数学的な性質の一部も解明できた。
すべて 2014 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (10件) 学会発表 (15件)
神戸松蔭女子学院大学研究紀要文学部篇
巻: No.3 ページ: 41-61
神戸松蔭女子学院大学研究紀要言語科学研究所篇(TALKS)
巻: No. 17 ページ: 67-106
日本認知科学会第30回全国大会論文集
ページ: 418-427
第27回日本音声学会全国大会論文集
ページ: 35-40
巻: No.16 ページ: 63-97
Proceedings of the 34th Annual Meeting of the Cognitive Science Society
ページ: 2778
日本認知科学会第29回大会論文集
ページ: 234-243
巻: No.15 ページ: 49-102
巻: vol.1 ページ: 33-47
日本認知科学会第28回大会発表論文集
ページ: 697-706