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2010 年度 実績報告書

ポリネシア諸語の数詞体系と数詞間の文法的特性の推移についての対照研究

研究課題

研究課題/領域番号 22520417
研究機関室蘭工業大学

研究代表者

塩谷 亨  室蘭工業大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (10281867)

キーワードポリネシア諸語 / 数詞
研究概要

国内出張として、東京外国語大学図書館で各種ポリネシア諸語の辞書など禁帯出の参考図書を含む関連資料を閲覧し、その中からポリネシア諸語の数詞に関する資料を収集した。また、外国出張として、ハワイに赴き、ハワイ大学ハミルトン図書館の特別コレクションやホノルル市内のポリネシア諸語関連書籍取り扱い書店において、日本では入手が難しいものも含めたポリネシア諸語の数詞に関する資料を収集すると共に、ハワイ大学ハワイアン・インド太平洋語学科タヒチ語講座のWard博士、ポリネシア諸語の母語話者でもあるRoiti先生からタヒチ語およびツアモツ語について数詞使用及び数詞関連資料についてコメントを得た。また、インターネットで公開されている論文等の資料からも関連データを収集した。今回収集した資料に過去の科研費等による研究で収集済みの資料を併せて、その中から、ポリネシア諸語の三つの下位グループ(トンガ語群、西部ポリネシア諸語、東部ポリネシア諸語)を含む合計31言語の数詞に関するデータを抽出し、言語別数詞語彙一覧を作成した。このデータは、北端のハワイ、南端のニュージーランド、東端のイースター島、西端ではミクロネシアやメラネシアに散在するポリネシア諸語と地理的にも広い範囲をカバーしている。このデータを基に、主に100以上の大きな数を表わす数詞についての概要をまとめ、その成果を北海道言語文化研究第9号に「100以上の数を表わすポリネシア諸語の数詞」として掲載した。その中で、大きな数を表わす数詞の形成やその表現方法に関連して、ポリネシア諸語において広く見られるいくつかの傾向をまとめた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 100以上の数を表わすポリネシア諸語の数詞2011

    • 著者名/発表者名
      塩谷亨
    • 雑誌名

      北海道言語文化研究

      巻: 第9号 ページ: 141-164

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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