印欧語比較言語学諸理論及び独自の「形態的混交説」の立場から、ゲルマン語動詞体系生成過程の解明を目的とした研究を継続した。過去現在動詞の形態的発達については、2011年に英語で著した書を国内出版社から出版した。この書は、3つの国際に書評が載り、M. KuemmelによるLIV2の補遺でも2箇所言及されている。同書は、Rindall & Jones (to appear) TPhS 113 で、Grimm (1848) を端緒とする過去現在動詞研究史の中での最新の研究成果と位置づけられている。強変化動詞体系に関わる諸諸問題については、全国規模の学会での口頭発表を3回行った。
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