研究概要 |
1. 合同による研究活動 平成22(2010)年7月10日,聖心女子大学にて共同研究の打合せと研究発表会を実施した。 A. 共同研究の打合せ:(1)構成員は,研究代表者1名,研究分担者2名,および研究協力者(吉田浩美早稲田大学オープン教育センター非常勤講師。バスク語担当)の4名であることを確認した。(2)期間内に日本言語学会などの大会でグループ研究発表を行うことについて議論した。(3)研究成果を報告書としてまとめることを決定し、その内容について検討した。 B. 研究発表会:(1)浅香武和:ガリシア語の接尾辞-ino/aについて。(2)吉田浩美:バスク語アスペイティア方言における〈ERG-ABS1-ABS2-du助動詞〉の構造について。(3)長谷川信弥:カタロニア語におけるアラビア語起源の語彙-al-の有無について-。(4)福嶌教隆:名詞節を導くcreerについての語彙的考察。 2. 各構成員による研究活動 福嶌教隆:平成22(2010)年8月25~29日,科研費による海外出張を行い,中華人民共和国,北京外国語大学で開催されたアジア・スペイン学会第7回国際大会にて口頭発表を行った(使用言語:スペイン語)。 長谷川信弥:平成23(2011)年2月14~23日,海外出張を行い,カタロニア語に関する資料収集を実施した。 浅香武和:ガリシア語に関する出版の編集と執筆に従事した。 吉田浩美:平成23年2月21日~3月11日,科研費による海外出張を行い,スペイン,バスク自治州でバスク語の言語調査を実施した。 以上のように,平成22年度は,当初の目的を十分に達成して終了した。
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