研究概要 |
1.合同による研究活動 平成23(2011)年10月9日東京都内にて共同研究の打合せと研究発表会を実施した。出席者は福罵教隆(研究代表者),長谷川信弥(研究分担者),浅香武和(研究分担者),および吉田浩美早稲田大学オープン教育センター非常勤講師(研究協力者)の4名。 A.共同研究の打合せ:今後,以下の活動を行うこととした。(1)平成24(2012)年8月実施予定の日本スペイン語セミナーおよび同年12月実施予定の日本言語学会に「スペインの諸言語における借用語」についてのワークショップの参加を申し込む。(2)研究成果報告書および『ミニ多言語辞典』を刊行する。 B.研究発表会:(1)浅香:ガリシア語の語彙:カスティーリャ語借用語」。(2)長谷川:カタロニア語の評価接尾辞について。(3)吉田:スペイン語の動詞の取り入れ方(バスク語アスペイティア方言)・インターネット関連の語彙(共通バスク語)。(4)福鳥:西製英語。 2.各構成員による研究活動 福鳥:平成23年6月6~12日,科研費によるスペイン出張を行い,アルカラ大学で開催されたラテンアメリカ言語学文献学会第16回国際大会にて口頭発表を行った(使用言語=スペイン語)。 長浴川:平成24年3月2~11日,科研費によるスペイン出張を行い,バルセロナ大学で研究者と意見交換し,資料を収集した。 浅香:平成23年7月25日~8月12日,科研費によるスペイン出張を行い,サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学にて研究。エオナビア地域においてフィールド調査を行った。 吉田:平成24年2月10日~3月4日,科研費によるスペイン出張を行い,バスク自治州ギプスコア県で言語コンサルタントへの質問調査を実施した。 以上のように.平成23年度は.当初の目的を十分に達成して終了した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画どおり,年1回の打合せと研究発表会を実施し,テーマを借用語を絞ることにした。また構成員全員が科研費によるスペイン出張を行い,各々の担当地域に赴き,学会発表,研究者との意見交換,資料収集,調査を実施し,大きな成果をあげた。研究の目的は順調に達成されていると評価する所以である。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度にあたる平成24(2012)年度は,本研究の仕上げとして,以下の活動を行う。(1)平成24年8月実施予定の日本スペイン語セミナーおよび同年12月実施予定の日本言語学会に「スペインの諸言語における借用語」についてのワークショップの参加を申し込む。採用された場合は,事前に綿密な打合せを行う。(2)研究成果報告書および『ミニ多言語辞典』を刊行する。そのための原稿執筆を平成24年夏に開始する。研究は順調に進んでおり,計画の変更などは特に必要ないと考えられる。
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