研究課題
研究開始年の平成22年は複言語コミュニケーションのデータベースと、公開用プラットホームの基本理念を検討し、構築に向けて具体的な準備を行った。平行して中国語、日本語、英語など複数言語使用場面の生データ収集と分析のための予備調査を進めた。・データベース構築北京大学と共同で、相互インタラクションと多機能操作が可能なWeb動画アノテーションプラットホームVideo Corpus Learning Platfomを開発した。半年間は外部会社に委託し、仮想マシン上で試行運用し、データベースのアップロードと分析を行った。・公開用プラットホームの完成2011年1月以降、外部サーバーをレンタルし公開用プラットホームに移行した。登録すれば誰でも閲覧でき(https://www.asiancorpus.org/default.aspx?g=postmessage&f=1)テキスト書き起し完了した録画18本を公開している。・複言語話し言葉コミュニケーション実践データの収集と分析北京、台湾、日本の複数大学で、日本語と中国語による学生テレビ会議を隔週実施し、毎回の録画収録とテキスト書き起しを進め、実践データを蓄積した。平行して早稲田大学国際教養学部、アジア太平洋研究所、および早稲田大学北九州情報生産システム研究科在学中の外国留学生を対象に、講義やゼミでの言語使用の実態についてアンケート調査と言語能力の測定を行った。同時に、複言語使用による講義時、教員と受講者間に起こる談話調整と協調学習のインターアクションを、話者同士の言語資源共有という観点から講義録画の定量分析を行った。・付記:H23年3月大震災の影響で当初計画の一部変更を余儀なくされたが、H23年7月までに複言語コミュニケーションモデル評価と事例データベース化の検討を終えた。
すべて 2011 2010 その他
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 10件) 学会発表 (6件) 図書 (1件) 備考 (2件)
電子情報通信学会教育工学研究会技術研究報告(教育工学)ET2010-79
巻: Vol.110 No405 ページ: 13-16
言語処理学会(NLP2011)論文集
巻: E3-2(CD-ROM) ページ: 830-833
2011第四届華語文教學國際研討會曁工作坊論文集
巻: V6(CD-ROM) ページ: 100-107
電子情報通信学会教育工学研究会技術研究報告(思考と言語研究会)
巻: Vol.110 No407 ページ: 43-47
数学化漢語教学専題研究2009-新模式,新方法,新技術,新産品-
巻: (CD-ROM) ページ: 60-68
日本中国語学会第60回全国大会予稿集
巻: (CD-ROM) ページ: 200-204
巻: (CD-ROM) ページ: 175-179
2010PCConference論文集
巻: (CD-ROM) ページ: 87-91
数学化対外漢語教学実践与反思(第七届中文電化教学国際研討会論文集)
巻: (CD-ROM) ページ: 224-232
人工知能学会第24回全国大会論文集
巻: 3I10S14a-4(CD-ROM) ページ: 267-271
https://www.asiancorpus.org/default.aspx?g=postmessage&f=1
http://www.f.waseda.jp/ksunaoka/fukugengo/index.html