研究課題
基盤研究(C)
本研究では古代語の名詞句を意味と統語現象の観点から記述した。平安時代の文学作品を資料とした。そこから古代語の名詞句の用例を抽出して分析を行い、以下の点を明らかにした。(1)名詞句「使ふ人」は、形態的緊密性において語、節との連続性をもつ。(2)「む」を含む準体句は条件節(「未然形+ば」)と連続性をもつ。その節は文脈に依存して条件文を形成する。(3)「形容詞+こと」タイプの名詞句は受諾表現で用いられる。名詞句の運用面に注目する必要がある。
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愛文(愛媛大学法文学部国語国文学会)
巻: 47巻 ページ: 1-11