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2013 年度 研究成果報告書

地域間・位相間交流から見た条件表現に関する通史的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 22520465
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 日本語学
研究機関愛知教育大学

研究代表者

矢島 正浩  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (00230201)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワード日本語史 / 条件表現史 / 中央語 / 地域語
研究概要

古代語から近代語へと、順接条件の接続辞がどのように移り変わったのか、変化のしくみとそれを推し進めた日本語史的背景について考察した。その議論の中で、特に近世後期以降の変化を説明するには、中央語から地域語へ(上方・大阪語)、逆に地域語から中央語へ(江戸・東京語)といった位置づけ変化を視野に入れる必要があることも明らかになった。また、言文一致体と一括される文章・文体の多様性について具体的に観察することによって、条件表現の歴史を理解するにあたっては、標準的なる近代日本語というものの存在・影響を適切に勘案しなければならない部分があることについて、一定の見通しを得た。

  • 研究成果

    (12件)

すべて 2013 2012 2011 2010

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (5件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 条件表現史における近世中期上方語ナレバの位置づけ2013

    • 著者名/発表者名
      矢島正浩
    • 雑誌名

      近代語研究(武蔵野書院)

      巻: 17 ページ: 3-22

  • [雑誌論文] 台湾教育会編『國光』について2012

    • 著者名/発表者名
      揚妻祐樹
    • 雑誌名

      藤女子大学国文学雑誌

      巻: 87 ページ: 2-18

  • [雑誌論文] 尾崎紅葉『多情多恨』の語りと語法(2)―ノデアルの文体―2011

    • 著者名/発表者名
      揚妻祐樹
    • 雑誌名

      藤女子大学国文学雑誌

      巻: 84 ページ: 1-22

  • [雑誌論文] 近世期以降の当為表現の推移2010

    • 著者名/発表者名
      矢島正浩
    • 雑誌名

      日本語文法

      巻: 10-2 ページ: 59-75

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 上方・大阪語における接続詞的用法ソレナラ類の推移2010

    • 著者名/発表者名
      矢島正浩
    • 雑誌名

      日本語の研究

      巻: 6-4 ページ: 16-31

    • 査読あり
  • [学会発表] 認識的条件文の成立(パネルセッション「認識的条件文の地理的変異と歴史的変化」)2013

    • 著者名/発表者名
      矢島正浩
    • 学会等名
      日本語文法学会(第14回)
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2013-12-01
  • [学会発表] 断定辞デスの変遷2013

    • 著者名/発表者名
      揚妻祐樹
    • 学会等名
      藤女子大学日本語・日本文学会
    • 発表場所
      藤女子大学
    • 年月日
      2013-06-29
  • [学会発表] ナレバの使用から読み解く条件表現史2012

    • 著者名/発表者名
      矢島正浩
    • 学会等名
      日本語文法学会(第13回)
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2012-10-28
  • [学会発表] ソレダカラ類の発達史―上方・大阪語と江戸・東京語の影響関係を視野に入れて―2010

    • 著者名/発表者名
      矢島正浩
    • 学会等名
      第277回近代語研究会
    • 発表場所
      愛知大学
    • 年月日
      2010-10-22
  • [学会発表] 条件表現史における事実的用法タラ発生の位置づけ2010

    • 著者名/発表者名
      矢島正浩
    • 学会等名
      第7回蛍池言語研究所公開研究発表会
    • 発表場所
      大阪大学
    • 年月日
      2010-06-12
  • [図書] 上方・大阪語における条件表現の史的展開2013

    • 著者名/発表者名
      矢島正浩
    • 総ページ数
      480
    • 出版者
      笠間書院
  • [図書] 近世語研究のパースペクティブ―言語文化をどう捉えるか―2011

    • 著者名/発表者名
      金澤裕之, 矢島正浩編
    • 総ページ数
      205
    • 出版者
      笠間書院

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公開日: 2015-07-16  

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