研究課題/領域番号 |
22520475
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研究機関 | 十文字学園女子大学 |
研究代表者 |
松永 修一 十文字学園女子大学, 人間生活学部, 准教授 (40312318)
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研究分担者 |
岸江 信介 徳島大学, 大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部, 教授 (90271460)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 南九州方言 / 宮崎方言 / 鹿児島方言 / 奄美方言 / 方言音声 / デジタルアーカイブ / 音声言語地図 / データベース |
研究概要 |
南九州、特に宮崎県・鹿児島県における在来方言の自然度の高い談話資料のアナログデータをデジタル化し、利用可能なアーカイブスとしてデータベースを構築し、プロソディー研究、談話研究資料として活かせるようにするのが、本研究の主な目的であった。松永、岸江が臨地調査で収集してきた、カセットテープ、MD、8mmビデオ、DVテープなどは、再生機器の維持が困難になってきた。これらのデータの資料性を維持するためにデジタル化をし、埋もれてしまっている貴重な資料の再発掘、つまりアーカイブス、データベース構築のため試行を行う過程で、新たな言語情報の抽出と集積、分析を目指すとともに、自然談話資料として、プロソディー研究の有用な資料として生き返えらせることも可能になることも検証できた。併せて、音声資料の文字化によって資料の一般公開への機会を広げることも可能になった。最終年度は、特に明治・大正生まれの話者による談話資料のデジタル化によってさまざまな研究に使えるよう公開の準備を整えることができた。 また、新たに奄美大島での調査を進め、奄美大島本島だけでなく、周辺の島でも臨地調査を行い、46地点の高品質な音声と映像による話者の発話情報を記録し、収集し最適化した音声データを用いた音声言語地図の準備を完了することができた。 今後の、音声と文字化資料はDVD-romで関係各所に配布するとともに、Webを用いて公開する予定である。また、奄美大島音声言語地図も、紙媒体での公開とデジタル媒体での配布と、随時Webでの公開に移していく予定である。 本研究で得られた知見の共有は、言語研究者のみならず、地域の方言を素材とした小中学校の総合学習の教材として、また地域活性化の援用資料として提供していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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