研究課題
基盤研究(C)
名詞の語彙概念拡張が、項位置において生産的に生じ、付加的位置においては慣習化の度合いの高い解釈のみが認められるのではないか、という一般化を基本として、これに一見反すると思われる因果関係文脈における付加的要素の意味解釈などの例外事象を検討し、独自の動機付けを持つことを示した。また、このような例外事例も、語彙概念拡張の対象とその引き金となる要素が局所的な位置関係におかれるという点では他の概念拡張事例と変わりがないという共通性が認められることを確認した。
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大阪大学大学院文学研究科紀要
巻: 52巻 ページ: 123-149
意味と形式のはざま
ページ: 124-135