英語綴り字改革の言語文化史的研究につき、連携研究者、研究協力者、海外共同研究者と議論を重ねながら、文献調査およびその分析を進めた。その成果を近代英語協会、日本バーナード・ショー協会、多言語社会研究会、英語談話会、速記懇談会、速記・言語科学研究会で発表した。 また研究協力者の兼子次生氏とともに設立して活動を行った速記・言語科学研究会では9月には京都府立大学で、国内外の研究者とともに研究発表会を主催し、研究発表を行った。 ロンドン大学ユニヴァーシティカレッジの夏期音声学セミナーに参加し海外共同研究者およびその他の音声学者と、音声表記と綴り字改革論の関連について議論を重ねた。 22年度の研究成果は、2本の論文"Correcting Cockneys : Charles Morley's Studies in Board Schools"と「森有礼へのホイットニーの返信とアメリカの綴り字改革論」、また、1本の研究報告「ロンドン大学夏期音声学セミナーとトランスクリプション」として出版した。
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