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2011 年度 実績報告書

教科学習支援を目指す大学と地域の連携によるJSL児童日本語指導プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22520539
研究機関学習院大学

研究代表者

村野 良子  学習院大学, 文学部, 教授 (20210057)

キーワード教科書コーパス / JSL児童 / 教科学習支援 / 地域支援者むけ講習会 / 大学生の日本語指導支援
研究概要

1.平成22年度末完了予定であった教科書コーパスデータ・調査の総合的分析を協力研究者の事情により23年度に繰り越し、23年度9月にコーパス構築の有識者を招聘し、ワークショップを開催した。
2.小学校教科書算数・理科・社会・国語についてコーパスを完成し、このデータベースを使用したJSL児童教科学習支援のための基礎的研究に着手した。
3.学生による地域日本語教育センターでの支援を引き続き実施した。
4.初期指導のための教材を完成した。副教材(イラストカード・ゲームなど)と指導ハンドブックを完成した。
5.4の教材について、JSL児童支援者に向けて講習会を実施し、4の教材が地域教育センターで試用・使用されている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2011年3月の震災と原発事故の影響を受け、来日外国人の状況が大きく変わったことが、地域での支援と教材の試用予定に影響を与えたが、23年度半ばよりおおむね行程表にそって進展している。

今後の研究の推進方策

1.2012年度に新指導要領に基づく(豊島区採用の小学校教科書)すべてのコーパスを完成する。
2.JSL児童初期指導用キット(簡易版)を小学校に頒布できる形にする。これには、絵カードや指導用の教具、および教師指導書がふくまれる。
3.1と2を活用した教育案を作成し、豊島区教育センターの指導協力のもとで、大学生による実践を引き続き継続する。
4.1と2を活用した研究発表を続ける。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 小学校算数教科書における基本動詞の多義的用法2012

    • 著者名/発表者名
      藤川美穂
    • 学会等名
      日本語・日本語教育研究会
    • 発表場所
      日本女子大学
    • 年月日
      2012-04-06
  • [学会発表] 一斉授業における教師の「枠づくり」発話と「働きかけ」発話にみられる表現2012

    • 著者名/発表者名
      黄ウョウ
    • 学会等名
      香港中文大学・学習院大学日本語教育研究会
    • 発表場所
      香港中文大学
    • 年月日
      2012-03-05
  • [学会発表] JSL児童の学びと初期指導教材の利用方法2012

    • 著者名/発表者名
      村野良子
    • 学会等名
      豊島区日本語指導者研修
    • 発表場所
      豊島区教育センター(招待講演)
    • 年月日
      2012-02-02
  • [学会発表] 日本語コーパスの構築2011

    • 著者名/発表者名
      真島知秀
    • 学会等名
      人文科学研究所講演会
    • 発表場所
      学習院大学
    • 年月日
      2011-09-23

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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