本研究は、インターネットを活用し、海外の大学と連携して共同で新しい語学教育方法を探ることを目的としている。多くの国で、音声・画像の通信のネットワーク帯域は、語学教育に利用可能なレベルに達しており、この認識のもとで、ネットワークを介した語学教育の方法について探る。具体的には下記のテーマになる。「国際間の語学共学ーシステムの構築に関する研究」 1. インターネットを利用した国際間の語学協働授業シラバスデザインに関する研究 2. 上記インタラクションの観点での授業調査及び本授業方式の評価法に関する研究 本年は、さらに学生の自主練習に着目し、現地取材で収集した動画や写真は、帰国後編集を加えて、授業の副教材として使用した。特に、特殊方言の現代詩の朗読スキット、市場での買い物についてのスキット、ネイティブの自己紹介、台湾の歴史やライフヒストリーに基づいた現地の人の語りについての多言語使用状況のビデオなどを作成し、そのほかインターネットから収集が可能な台湾語関係のアイテム(歌など)も、問題のない範囲で参考として利用したり、なるべく実際に生きている言語状況を学生に紹介した。そして、一度授業で紹介した内容を授業時間外でも参考できるようにネットにアップロードして、その学習様子と成果を調査した。
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