研究課題/領域番号 |
22520591
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
野呂 忠司 愛知学院大学, 文学部, 教授 (40218376)
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研究分担者 |
杉浦 正好 愛知学院大学, 文学部, 教授 (30235874)
赤松 信彦 同志社大学, 文学部, 教授 (30281736)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 多読 / 統語解析 / 自動化 / リーディング力 / 単語認知 / 動機づけ |
研究概要 |
1.本年度は、多読により統語解析の自動的処理能力が発達するかを測定するためon-lineの文法性判断テストを完成した。この文法性判断テストは解答時間を設定して、文法の非明示的知識を調べるものではなく、できるだけ速く解答することを求め、反応速度を測定するものである。このテストは統語処理の自動化の程度を知るためのテストである。そのため、刺激文は7語から10語までに統制し、非文法的文における誤りと判断する判断点を4語から7語までにくるように統制した。刺激文の種類は「語順」、「形態素」、「句や文に関する文」、「テンスとアスペクト」とした。たとえば、「形態素」に関するテスト項目には「過去形」、「三人称単数現在のS」、「複数形」、「格」、「冠詞」の用法を問う問題が含まれる。語彙もJACET語彙表で2000語以内に制限した。被験者の注意力を考慮し、刺激文の数は、文法的文40題、非文法的文40題とした。 2.時間を意識したon-lineのテストの処理と、明示的な文法知識による処理で結果にどのような違いがあるかをみるためoff-lineテストも作成した。off-lineのテストでは正誤の判断だけでなく、自信度、間違いと判断した判断点、間違い判断した理由を書かせた。同じ刺激文を使ったので、on-lineテストを実施してからおよそ一カ月にoff-lineのテストを実施した。その結果については分析中で平成25年度に発表する。 3.on-lineの統語解析テストとoff-lineの統語解析テストの結果を反応時間をとりいれたクローズ・テストとリーディング・テストの処理効率と比較して、読解における統語処理能力との関係を検証し、平成25年度に発表する。 4.多読指導の事前と事後に統語処理テスト、単語認知テストを実施して、文法処理能力と単語認知力が多読によってどれほど伸びるかを検証し、発表する。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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