研究課題/領域番号 |
22520595
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研究機関 | 東海学園大学 |
研究代表者 |
津田 早苗 東海学園大学, 人文学部, 教授 (80082361)
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研究分担者 |
村田 泰美 名城大学, 人間学部, 教授 (70206340)
岩田 祐子 東海大学, 外国語教育センター, 教授 (50147154)
大塚 容子 岐阜聖徳学園大学, 外国語学部, 教授 (10257545)
重光 由加 東京工芸大学, 工学部, 教授 (80178780)
大谷 麻美 京都女子大学, 准教授 (60435930)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 会話分析 / 語用指標 / 国際標準英語 / あいづち / 発話量 / 自己開示 / 話題展開 / 聞き直し |
研究概要 |
本研究の目的は英語能力が高くても日本人が会話に参加できないのは、英語文化を反映する話者交代〇話題の選択や転換方法などの語用論的相違が原因であるという仮説を検証することである。そのために以下の研究を行った。 (1)日本語と英語の語用指標の比較 会話分析(CA)の手法を用いて、英、米、豪の英語の語用には、話者交代・発話量、話題の転換、あいづち、自己開示、質問、聞き直しなどに共通点があることがわかった。 (2)日本語会話のデータを分析 日本語の語用と上記の英語に共通する語用指標と比較し、相違点を明らかにした。 (3)日英語話者間の異文化会話のデータ収集 英米豪の英語、日本語の会話データに加え、日英語話者間の英語会話データを収集し、(1)(2)(3)の3種の会話の分析結果に基づき日本人が会話に参加できない要因を指摘した。 (4)国内外の学会で研究発表 分析結果を8月の第19回Sociolinguistics Symposium(ベルリン)および9月の大学英語教育学会国際大会(名古屋)で発表し、フィードバックにより分析の客観性・正確さを期した。 (5)研究の集大成としてJACET中部支部研究例会(名古屋)および待遇表現研究会主催の研究成果発表会(京都女子大学、東京工芸大学)において3年間の研究成果の発表を行い、今後の研究の展開のための示唆を得ると同時に、研究会の主張を延80名の研究者に伝えることができた。
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