研究課題/領域番号 |
22520607
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研究機関 | 名古屋女子大学 |
研究代表者 |
杉村 藍 名古屋女子大学短期大学部, その他部局等, 教授 (10290181)
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研究分担者 |
武岡 さおり 名古屋女子大学短期大学部, その他部局等, 講師 (10413288)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | Web英語教授法 / Web英語教材 / ブレンド型授業 / 習熟度別編成 / 学習支援システム / 習熟度別学習指導法 |
研究概要 |
当該年度は、昨年度までで開発した、対面授業型と在宅学習型を統合した持続的な学習を促進するためのWeb学習支援システムの実用化に向け学習実験を開始すると同時に、実際の利用面での調整を行なった。対面授業と在宅学習は、それぞれ教員主体、学習者主体で行なうという異なる要素をもつ半面、どちらか一方だけではなく両方を関連させることでより学習効果が期待できると考え、両者を効果的に連動させるシステムを構築した。 例えば、対面授業と在宅学習(自主学習)をWeb環境で連動させることにより、2つの学習環境で採取した学習履歴情報をリアルタイムで学習支援に反映させ、またその結果を学習者が次回学習時に利用する教材の習熟度判定に用いた。対面授業では、理解度を確認するために、Note Takingの手法を応用してWeb画面に各学習者が直接学習内容を入力する確認学習機能も設けた。こうした研究成果については「Web教材のユーザビリティに考慮した学習メモ機能の開発」(平成24年8月、教育システム情報学会第37回全国大会論文集)や、「Web学習におけるNote Taking」(平成25年3月、2012年度ICT授業実践報告書)等で発表している。 また、WebなどのICTが教育現場で導入が遅れている原因の一つに、技術的な専門知識のない一般の教員が授業に取り入れにくいという問題が挙げられているが、本研究ではこの問題をクリアするため、教員に負担の少ない教材作成の方法と、そうして作成された教材を活用するためのWeb英語教材の効果的なシェアシステムを考えている。現在、本研究で開発したシステムを大学英語教育学会に所属する複数の教員に実験的に公開しており、今後はさらに学習実験を繰り返し、より精度の高い学習支援システムとそれを用いた教授法の開発を行い、教育現場で導入可能な環境を提供していくつもりである。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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