研究課題/領域番号 |
22520613
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
永井 典子 茨城大学, 人文学部, 教授 (60261723)
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研究分担者 |
綾野 誠紀 三重大学, 人文学部, 教授 (00222703)
中西 貴行 常磐大学, 人間科学部, 講師 (10406019)
岡田 圭子 獨協大学, 経済学部, 教授 (90316274)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 入学前教育 / 英語教育 / ポートフォリオ / CEFR / ELP |
研究概要 |
今年度は、過去2年間の研究成果を踏まえ、「学士課程教育導入英語ポートフォリオ」と英語読解教材が一体化した大学入学前英語教育教材の試作版を完成させ、その有効性を、本試作版を試験的に使用してみることで、検証した。 英語の読解教材の作成にあたり、CEFRのB1レベルのReading for information and argumentの能力記述文を参考にした。ただし、本教材の対象学習者は、CEFRのA2レベル(初級上)以下と予測されるため、B1レベルの読解方略の習得をめざしながらも、A2レベルの学習者に相応しい英語テキストを作成した。具体的には、語彙は、English Profileを用い、文法項目はWaystageを参照してA2レベルにコントロールした。さらに、入学前教育では、学習者が独自に学習することが前提となっているため、自律的に学習に取り組めるように工夫した。つまり、「学士課程教育導入英語ポートフォリオ」と英語読解教材を一体化することで、学習者が自己の目標をたて、日々の学習を振り返り、実際の読解教材に基づくcan do チェックリストを使用して学習成果を自己評価し、新たな目標を立て、学習計画を見直すという学習サイクルが確立されるようにした。そして、このポートフォリオ付入学前英語教育教材を試験的に使用し、その有効性を検証した。 今年度の研究の成果は、日本リメディアル教育学会第8回全国大会、及び早稲田大学で開催された語学教育エキスポ2013で発表し、フィードバックを得た。さらに、教材開発のために検討した内容等をまとめた論文は、ヨーロッパの高等教育に於ける言語教育に関する学術雑誌であるLanguage Learning in Higher Educationに掲載された。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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