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2012 年度 実績報告書

フィンランドの学校英語教育の有効性に関わる要因分析的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22520618
研究機関鳴門教育大学

研究代表者

伊東 治己  鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (90176355)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードフィンランド / 外国語教育制度 / 学校英語教育 / 有効性 / 要因分析 / 人的要因 / 制度的要因 / 社会的要因
研究概要

3年間にわたる研究の最終年度にあたる平成24年度においては,昨年度の研究で抽出されたフィンランドの学校英語教育の成功要因15項目に関して,フィンランドの大学生(ヘルシンキ大学とタンペレ応用科学大学の学生)44名と小学校・中学校・高等学校の教員38名を対象に,それらの相対的重要性を確認するためのアンケート調査(一部聞き取り調査も含む)を実施し,その結果を分析した。
その結果,(1)大学生も教員も,学校英語教育の成功度を高く評価していること,(2)総合的に貢献度の高い要因として,①マスメディアやゲームでの英語の広範な使用,②小学校3年次から教科として開始,③国際語としての英語の存在感の高まり,④高い学習意欲,⑤質的にも量的にも充実した教科書という5つの要因が大学生からも教員からも共通して挙げられていること,(3)今回調査の対象となった15項目の順位(相対評価)を大学生と教員の間で比較してみると,①大学生も教員もかなりの程度同じような評価を下していること,②貢献度上位6項目のうち,5項目は既に触れたように大学生と教員で同一の項目が選ばれていること,③両者間で異なる項目として,大学生は「学校外で英語コミュニケーションに従事できる豊富な機会」を挙げているが,教員は「宿題の重視」を挙げているこことが判明した。
研究成果については,平成24年8月に開催された全国英語教育学会愛知研究大会で発表するとともに,全国英語教育学会紀要(ARELE)に論文を投稿し,掲載を認められた。その論文が掲載されている紀要ARELE第24号は平成25年3月に発行されている。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] An analysis of factors contributing to the success of English language education in Finland: Through questionnaires for students and teachers2013

    • 著者名/発表者名
      Harumi ITO(伊東治己)
    • 雑誌名

      Annual Review of English Language Education in Japan

      巻: 24 ページ: 63-75

    • 査読あり
  • [学会発表] フィンランドの学校英語教育の有効性に寄与する要因の分析-学習者と教師へのアンケート調査の結果をもとに-2012

    • 著者名/発表者名
      伊東治己
    • 学会等名
      第38回全国英語教育学会愛知研究大会
    • 発表場所
      愛知県日進市愛知学院大学
    • 年月日
      20120804-20120805

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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