研究課題/領域番号 |
22520631
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
鈴木 広子 東海大学, 教育研究所, 教授 (50191789)
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研究分担者 |
コリンズ ピーター 東海大学, 教育研究所, 准教授 (10307241)
ファイン ゲーリー 東海大学, 教育研究所, 准教授 (70515022)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | ドラマ教育 / 人間教育 / コミュニケーション能力 / 状況論 / 英語教育一般 / アイデンティティ |
研究概要 |
本研究は、ドラマ・パフォーマンスを教育ツールとした教育実践が、どのようなコミュニケーション能力を育成するのかを分析・考察することが目的である。平成23年度までの研究成果を基盤に、平成24年度は、チーム内の関係性とアイデンティティの構築、媒介としての英語を使った活動を通して、学習者が主体的に英語を獲得する過程がある教育プログラムの設計を試みた。これまで2年間の研究成果をもとに、平成24年度は具体的には、次の2点の活動を行った。 (1)「ドラマ教育」および「レシテーション教育」の視察と分析・ドラマ教育の再考 ドラマ・パフォーマンスにおける言語の発達過程について研究し、その観点から、イギリスのバーミンガム大学の アダム・レッジャー氏と面会、彼の授業を参観し、ロンドン大学のセントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマの教育を視察した。また、台湾のレシテーション教育の先駆者である彰化市の明正小学校を視察した。それぞれの学校の教育プログラムの目的、教育的意義を分析・考察した。この成果については、大学の研究資料集にまとめる予定である。 (2)ドラマ・プロジェクト、教員研修プログラムの設計および教材の公開および公開ワークショップの企画・実施 平成22年度、23年度に口頭発表した国内外の学会では、オーディエンスからプロジェクトおよび教材設計に関する質問が多かった。また、本研究が提案するドラマ・プロジェクトは、目標言語である英語を覚え・使うことを目的とするのではなく、新たな自分、つまり登場人物のアイデンティティを構築していく過程で、媒介とする英語によるコミュニケーション能力を育成するという発想に、オーディエンスの関心が高かった。そこで、本研究が開発したプロジェクトの設計および教材をHPを通して公開し、平成25年度2月に、現職教員対象の公開ワークショップを実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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