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2012 年度 実績報告書

仙台藩儒学者芦東山関係史料の調査・整理と研究基盤の形成

研究課題

研究課題/領域番号 22520655
研究機関東北大学

研究代表者

大藤 修  東北大学, 文学研究科, 教授 (20110075)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード芦東山 / 無刑録 / 近世儒学者 / 仙台藩 / 刑法 / 思想史 / 史料保存 / アーカイブズ
研究概要

昨年度まで、一関市立芦東山記念館所蔵史料と東山の生家および分家に伝わる史料の調査・整理と目録作成を進めてきた。それを踏まえ、芦東山の生涯と関係史料の伝来・構成について研究、執筆し、芦東山記念館所蔵史料目録を付して、東北大学大学院文学研究科が平成24年3月に発行した『東北文化研究室紀要』第53集に掲載した。芦東山記念館では所蔵史料を閲覧利用に供しているが、それを周知するために史料目録を同館のホームページでも公開する準備を進めている。
史料の調査・整理と並行して重要史料のデジタルカメラによる撮影と筆耕も行ってきたが、本年度は最終年度であるので東北大学大学院文学研究科日本史専攻の学生2名を雇用して筆耕作業に力を入れ、それを大藤が原史料と照合して校正し、そのデータをパソコンに入力しておいて、将来における芦東山記念館での史料集の発行に備えた。
芦東山は、我が国における近代的な刑法論書の嚆矢と評価されている『無刑録』を執筆したことで、法曹界では明治期より知られた人物であるが、研究が進んでいないこともあって一般的な知名度は低い。そこで、関係史料の調査・整理と研究の成果を社会に還元するために、平成24年6月に市民会員の多い仙台郷土研究会の講演会で「仙台藩儒学者芦東山関係史料の伝来と記念館所蔵史料群の構成」と題して講演し、それを文章化して平成24年12月発行の『仙台郷土研究』第285号に掲載した。また、日本歴史学会誌『日本歴史』第776号(平成25年正月発行)の新年特集号「日本史のなかの長寿」に依頼されて執筆した「老いていかに生きるか」という論文でも、芦東山の生き方と思想について論じた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 老いていかに生きるかー下野の老農「田村吉茂」と仙台藩儒学者「芦東山」-2013

    • 著者名/発表者名
      大藤 修
    • 雑誌名

      日本歴史

      巻: 776 ページ: 115-124

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 仙台藩儒学者芦東山関係史料の伝来と記念館所蔵史料群の構成2012

    • 著者名/発表者名
      大藤 修
    • 雑誌名

      仙台郷土研究

      巻: 285 ページ: 2-6

  • [学会発表] 仙台藩儒学者芦東山関係史料の伝来と記念館所蔵史料群の構成

    • 著者名/発表者名
      大藤 修
    • 学会等名
      仙台郷土研究会講演会
    • 発表場所
      東北外国語観光専門学校
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-24  

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