研究課題
基盤研究(C)
以酊庵輪番制は、これまでは江戸幕府による対朝鮮外交機関と理解され、かつ幕府による対馬藩の監察・牽制機構とみなされてきた。しかしながら、以酊庵輪番制度をそのように位置づけるのは史実と乖離する部分が大きく、むしろ以酊庵輪番制度は、対馬藩の清書役中および対馬藩の設置した東向寺輪番制度の三者が、相互に有機的な連関を保ちつつ近世日朝間における外交文書作成機能を果たしたと見るべきである。
すべて 2012 2010
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)
名古屋大学文学部研究論集
巻: 58 ページ: 1-26
日本歴史
巻: 772 ページ: 98-102
九州史学
巻: 163 ページ: 4-22
朝鮮通信使研究
巻: 10 ページ: 1-31