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2012 年度 研究成果報告書

中世厳島神社における神仏習合観の変容

研究課題

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研究課題/領域番号 22520683
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 日本史
研究機関県立広島大学

研究代表者

松井 輝昭  県立広島大学, 人間文化学部, 教授 (70310836)

研究期間 (年度) 2010 – 2012
キーワード日本史 / 思想史 / 神仏習合 / 厳島神社 / 龍神信仰 / 弁財天信仰
研究概要

厳島神社の社殿が建つところは、オオナムチ・スクナヒコナの神の故地と伝えられる。熊野修験の支援でこの地に熊野本宮の写しが創られ、新たな来世往生の霊場が生まれることになった。中世前期の厳島大明神は、来世往生の願いを叶える神として信仰を集めた。ところが、厳島大明神は室町時代後期頃には、新たに現世利益の神へとしての神格を持つようになっていた。さらに、戦国時代初頭には、福徳の願いを叶える弁財天の評判を得ていた。しかし、厳島神社の神仏習合観が大きく変容しても、その基底には海の神龍神への信仰が伏流していたことが知られる。海上社殿にちなむ厳島神社信仰の本質は、神仏習合観が大きく変容しても変わるものではなかった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011 2010

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 厳島神社信仰における弥山の位置2012

    • 学会等名
      日本宗教文化史学会大会
    • 年月日
      2012-06-23
  • [学会発表] 厳島神社における海上社殿に関する補考2012

    • 学会等名
      中国四国歴史学地理学協会
    • 年月日
      2012-06-10
  • [学会発表] 中世厳島神社における弁財天信仰の成立-福神信仰との関わりをめぐって-2011

    • 著者名/発表者名
      松井輝昭
    • 学会等名
      広島史学研究会大会
    • 年月日
      2011-10-30
  • [学会発表] 厳島神社の海上社殿と龍神信仰-新たな聖地のイデアをめぐって-2010

    • 著者名/発表者名
      松井輝昭
    • 学会等名
      中世文学会秋季大会
    • 年月日
      2010-10-23

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公開日: 2014-08-29  

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