研究課題/領域番号 |
22520694
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
三枝 暁子 立命館大学, 文学部, 准教授 (70411139)
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研究分担者 |
山崎 有恒 立命館大学, 文学部, 教授 (00262056)
伊川 健二 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (70567859)
城下 賢一 立命館大学, 文学部, 講師 (70402948)
浅野 啓介 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 研究員 (50435905)
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キーワード | 観光 / 都市社会構造 / 京都 / 巡礼 / 寺社門前町 / 観光政策 / 国際交流 / 比較分析 |
研究概要 |
2010年度は、初年度として、次の活動を行った。まず全体に関わるものとして、(1)5月に最初の研究会を開催し、研究全体の方向性を議論し、また各自の担当について調整した。(2)9月に合同で巡検を行い、伊勢神宮参道ルートを調査した。(3)3月に二回目の研究会を開催し、今年度の活動を総括するとともに、来年度の活動について協議した。 個別の成果としては、代表者・三枝が、伊藤・吉田編『シリーズ伝統都市1イデア』(東京大学出版会)中に「豊臣秀吉の京都改造と『西京』」を執筆し、豊臣秀吉による京都改造により、京都の都市社会構造がどのように変容したかについて西京地域を中心に検討した。分担者は、まず伊川が「聖ペドロ・バウティスタと織豊期の日西関係」『待兼山論叢文化動態論篇』44号、25~46頁、などを発表し、中近世の日本を訪問したヨーロッパの人々の行動やその日本観察などについて検討した。城下は、担当分野に関する先行研究・資料収集を行った。資料については、京都市役所と京都府歴史資料館を訪問・調査した。山崎と浅野は、同様に担当分野に関する先行研究・資料調査を行った。連携研究者の海原は、福井(4月)、長野(7月)、富山(3月)他に出張して資料調査を行い、それぞれの場所に残された旅行者の旅行記を閲覧し、旅行者の目を通して得られた京都についての記述を収集した。
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