研究課題/領域番号 |
22520694
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
三枝 暁子 立命館大学, 文学部, 准教授 (70411139)
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研究分担者 |
山崎 有恒 立命館大学, 文学部, 教授 (00262056)
城下 賢一 立命館大学, 文学部, 講師 (70402948)
伊川 健二 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (70567859)
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キーワード | 観光 / 都市社会構造 / 京都 / 巡礼 / 寺社門前町 / 観光政策 / 国際交流 / 比較分析 |
研究概要 |
2011年度は、二年目として、次の活動を行った。全体に関わるものとして、計6回(4月、5月、6月、8月10月、11月)の研究会を開催した。研究会では、各自が研究について1回以上報告し、報告後、質疑・討論がなされた。また、先行研究を取り上げて輪読し、先行研究の成果と問題点についても改めて議論を行った。その他、調査の過程で発見された史料についてもそれぞれ紹介し、内容について議論を行った。 個別の成果としては、代表者・三枝が単著『比叡山と室町幕府-寺社と武家の京都支配』(東京大学出版会、2011年)他を執筆したほか、東京大学にて開催された都市史研究会シンポジウムムにて、「天正・慶長の大地震と京都改造」と題する報告を行った。分担者は、伊川が、ベルギーで開催されたInternational Workshop, Tribute, Trade, and Smugglingにて、The Concrete Image of Smuggling Trade in 16th Century East Asiaと題する報告を行った。また、連携研究者の海原が共著『新横須賀市史通史編近世』(横須賀市2011年)にて、一部を担当した。城下は、担当分野に関する資料収集・読解を行った。資料については、京都府歴史資料館を訪問・調査した他、調査地域の住人へのヒアリングを行った。この他、国会図書館等でも地図を中心に史料閲覧・複写を行った。また、連携研究者の海原は、長野(7月)、福岡(11月)、東京(12月)、愛知(3月)に出張して資料調査を行い、それぞれの場所に残された旅行者の旅行記を閲覧し、旅行者の目を通して得られた京都についての記述を収集した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究会を重ね、研究報告を行うとともに、それを踏まえて、出版物としてその成果の発表を行ない、また学会等での報告が着実に行われている。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度として、これまでの蓄積を踏まえ、各自が論文執筆を行う。
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