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2010 年度 実績報告書

中世後期守護権力構造の史料学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22520698
研究機関武庫川女子大学

研究代表者

古野 貢  武庫川女子大学, 文学部, 講師 (40382022)

キーワード日本史 / 中世後期 / 守護 / 史料
研究概要

中世後期段階における政治権力構造の特質(特に室町幕府-守護体制下における守護権力の特質)を明らかにするため、当該期各守護の受発給文書の悉皆的調査・収集を進めた。当該期守護は多数に渡るため、まず斯波氏、一色氏、上杉氏、大内氏などを対象とした。
具体的な作業は以下の2つの方法により進めた。
1, 刊本史料による受発給文書の収集:アルバイトを雇用し、『大日本史料』『大日本古文書』等の刊本史料から、上記守護にかかわる受発給文書を抽出し、データベースの作成を行った。
2, 東京大学史料編纂所、および各守護が任国としていた自治体の資料館等に出張し、史料原本、写本、写真等から受発給文書の調査・抽出、筆写・写真撮影などを行い、データベースの作成を行った。
特に東京大学史料編纂所での作業は、主として東京在住の研究協力者(岡田謙一氏)に作業を依頼し、進めてもらった。各守護任国については、主に大内氏に関係する山口県の文書館、博物館を訪れ、原本調査を行った。また研究代表者自身が東京大学史料編纂所、国立歴史民俗博物館、岡山大学附属図書館等での原本、写真などの確認調査を行った。
これらの調査、作業の結果、途中経過ながら、斯波氏が約600通、一色氏・上杉氏がそれぞれ200通、大内氏が約100通の受発給文書を確認・抽出した。
今年度以降、継続調査、および他の守護(細川氏、佐々木氏など)の調査を行う必要がある。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 「高国派守護」細川氏と備中国2011

    • 著者名/発表者名
      古野貢
    • 学会等名
      岡山中世史研究会
    • 発表場所
      就実大学
    • 年月日
      2011-01-29

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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